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ファミれびゅ★ ~ファミコンレビューの部屋

ファミコン、スーパーファミコン等、懐かしい家庭用ゲーム機ソフトのレビューなどを思いのままに綴っていきます。
ファミリーコンピュータ「シティコネクション」

シティコネクション (J)0000 シティコネクション (J)0001

■ジャンル  アクションゲーム
■開発元   ジャレコ
■発売元   ジャレコ
■発売日   1985年9月27日


「シティコネクション」はジャレコが開発したアーケード用のアクションゲーム
であり、本作はファミコン用としての移植版です。

カリフォルニア生まれの少女、主人公のクラリス(15才!)が、愛車のクラリスカー
に乗って、世界各国のハイウェイを走り回るという内容です。

システムとしては、ドット・イートタイプの発展形という感じです。
横スクロール画面(左右どちらでもスクロール可)で4段のライン上になっている
足場を走りながら、全てを塗り潰せばステージクリアになります。

走り回っているパトカーは激突すると1ミスですが、オイル缶をぶつけて
クラッシュさせれば、逆に体当たりして弾き飛ばすことができます。

但し、同じく画面上を動き回っているおじゃまネコにはオイル缶は通用
せず、とにかくぶつからないように避けるのみです。ぶつかってしまうと、
「猫踏んじゃった」の音楽が流れて、やはり1ミスです。

操作の対象は車なので、何につけても慣性が働きます。
ゲームのルール自体はシンプルですが、操作にはテクニックが要求され、
やり込むにつれて上達を実感することができました。

ステージはアメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、インド、日本の
6ヵ国で、それぞれのお国柄に応じた背景グラフィックが用意されており、
各々特徴的で良かったと思います。

基本はドット・イートなのですが、操作対象が車であるが故の操作性、
軽快なBGM、明るい背景グラフィック、そしてステージクリア時の画面に
表示される主人公クラリスのドット絵など諸々の要素が、プレイを楽しく
させてくれています。
今でもWiiのバーチャルコンソールでプレイすることができますが、
良作アクションゲームだと思います。


⇒ゲームプレイ動画 (YouTube)


■総合評価 ★★★
■思い入れ ★★★
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ファミリーコンピュータ「ジッピーレース」

ジッピーレース (J)0000 ジッピーレース (J)0001

■ジャンル  レースゲーム
■開発元   アイレム
■発売元   アイレム
■発売日   1985年7月18日


「ジッピーレース」は、オートバイによるレースを題材にしたアーケードゲーム
であり、本作はそのファミコン用への移植版です。

ロサンゼルスからスタートし、ゴールであるニューヨークを目指します。
一定の燃料が設定されており、走行していると徐々に減少し、クラッシュすると
大幅減少、燃料がなくなるまでにゴールする必要があるのは一般的なレースゲーム
と同じですが、本作では順位の概念があるのが特徴でした。

スタート時は90位で、敵の車を追い抜く都度、順位が上がっていきます。
ゴールした際の順位に応じて、ボーナス得点が加算され、燃料も追加されるという
ものでした。

他に特徴的なところは、ゴールが近づくと、それまでの見下ろし視点から3D視点に
変わるという点です。こうなると、敵の車を追い抜いても順位の変動はなく、
しばらく走るとゴールになります。

レーシングゲームでは、ほぼ同じ時期にコナミから「ロードファイター」が
発売されていました。
(ロードファイターが1985年7月11日、本作が同年7月18日)
ロードファイターと比べると、本作は大味なイメージがあります。
好みの問題かもしれませんが、私はロードファイターほどやり込むこともなく、
あまり上達せずに諦めてしまいました...


⇒ゲームプレイ動画 (YouTube)


■総合評価 ★☆
■思い入れ ★☆

ファミリーコンピュータ「スカイキッド」

スカイキッド (J)0000 スカイキッド (J)0001

■ジャンル  シューティングゲーム
■開発元   ナムコ
■発売元   ナムコ
■発売日   1986年8月22日

「スカイキッド」は、ナムコが開発したアーケード用の横スクロール型のシューティング
ゲームで、本作はその移植版です。

1プレイヤー「レッドバロン」と2プレイヤー「ブルーマックス」を操作してステージ中
にある攻撃目標を爆撃しながら進み、無事に基地に帰還するとステージクリア。

ショットは前方に発射しますが、機体が上向きなら上向きに、下向きなら下向きにと
機体の向きに合わせて発射されるため、敵に命中させるには慣れが必要でした。
また、ボタン操作で任意に宙返りを行うことができ、宙返りしている間は敵との接触判定
がなくなるので、この宙返りが回避行為のポイントになっていました。

そして、本作における最大の特徴が、横スクロールの方向です。
通常、横スクロール型のシューティングゲームは、画面の右に向かって進んでいくもの
ですが、本作は逆で、左に向かって進んでいきました。
それを理由にしたくはないですが、私にとっては、このスクロール方向に馴染むことが
できず、なかなか先のステージに進めず苦戦しましたね...

明るい色使いのグラフィックに軽快なBGMと、プレイしていて楽しい雰囲気の作品です。
書ききれていませんが、墜落からの復帰や戦艦への特攻攻撃など、いろいろなテクニック
もあり、実は奥深かったです。
横スクロールシューティングは、激烈な敵の攻撃に対して、自機も豪快にパワーアップ
しながら進んでいくタイプのものが多かった中、少し異色の作品でした。

⇒ゲームプレイ動画 (YouTube)


■総合評価 ★★☆
■思い入れ ★★

ファミリーコンピュータ「ソンソン」

ソンソン (J)0000 ソンソン (J)0001

■ジャンル  アクションゲーム
■開発元   カプコン
■発売元   カプコン
■発売日   1986年2月8日


西遊記をモチーフにしたアクションゲームです。サイドビュー、強制横
スクロールで進行するマップの中で、プレイヤーはかなり激しくショット
ボタン連打により敵キャラを撃退していく、そのゲーム内容から、
シューティングゲームとして分類されたりしています。
(Wikipediaなんかで)

もともとはアーケード用として登場、それがファミコン用に移植されて
発売されました。

プレイヤーキャラクターは孫悟空がモデルの「ソンソン」と猪八戒が
モデルの「トントン」で、貴重な二人同時プレイが可能でした。

画面は6段に分かれおり、上下キーで自由に動き回ることができます。
その中を、敵キャラが隊列を組んで迫ってくるので、冒頭の通り、
ひたすらショットにより、撃退していきます。

画面上に点在する各種の食べ物や、特定の場所を通過すると出現する
タケノコを取得すると、得点がアップです。

画面上に存在する敵キャラの数が増えてくると、俄然と画面のちらつき
が激しくなっていきました。スプライト能力の限界ですね...
内容はとてもシンプルかつ明快なので、二人同時プレイがなかなか
楽しく遊ぶことができました。

⇒ゲームプレイ動画 (YouTube)


■総合評価 ★★
■思い入れ ★★
ファミリーコンピュータ「ソロモンの鍵」

ソロモンの鍵 (J)0000 ソロモンの鍵 (J)0001

■ジャンル  アクションゲーム
■開発元   テクモ
■発売元   テクモ
■発売日   1986年7月30日


「ソロモンの鍵」は、パズル要素を含んだアクションゲームです。
オリジナルは、アーケード用で開発されましたので、その移植版が本作です。

1画面固定型のステージを順にクリアしていくタイプのアクション・パズルで、
魔法使いの主人公ダーナを操作し、制限時間内に鍵を入手し、扉まで到達すれば
次のステージに進みます。

さて、本作で特徴的なところは、主人公が使う「換石の術」です。
すなわち、自分の隣接する場所に、自由にブロックを生成することができる
能力です。生成したブロックは、時に足場として、時に敵から身を守るための
防御壁として活用することになります。
またブロックは、自在に消すこともできるので、上手く活用して扉を目指す
というわけです。

この換石の術が、単純な要素でありながら、実に巧妙なアクセントになって
おり、本作を絶妙なバランスのアクション・パズルゲームとして成り立たせて
います。

私自身は、当時は本作を自分では所有しておらず、友人から借りたソフトで
プレイしていました。あまり長時間プレイできず、クリアはもとより、20面
の手前あたりまでしか進むことができませんでした。
隠しコマンドでコンティニューはありましたが、パスワードなどの途中の
ステージから再開する手段がなかったのは厳しかったです。
当時はそういうゲームが多かったのですが。

現在はWiiのバーチャルコンソールでもプレイすることができますし、今も
なお多くの人から高く評価されている、アクション・パズルゲームの傑作です。

⇒ゲームプレイ動画 (YouTube)


■総合評価 ★★★☆
■思い入れ ★★☆
ファミリーコンピュータ「スーパーマリオブラザーズ3」

スーパーマリオブラザーズ3 0000 スーパーマリオブラザーズ3 0001

■ジャンル  アクションゲーム
■開発元   任天堂
■発売元   任天堂
■発売日   1988年10月23日


任天堂の超人気アクションゲームシリーズ、スーパーマリオブラザーズの第3弾です。
前作の2はディスクシステムでしたが、今回はROMカートリッジでの登場でした。

本作で変わった点としては、まずワールドマップが採用されている点。スゴロクのような
マップ上に各ステージが配置されており、マップ上の道を移動して好きなステージを
進むことができるようになっています。

いくつかのステージが集まって1つのワールドを構成しており、8つあるステージは
「草原の国」「砂漠の国」「巨大の国」「氷の国」などなど、それぞれが異なる特徴を
持っていました。
見た目の雰囲気やマップ画面のBGMが各々異なることに加え、アクション面のでも
ステージごとに特徴のある仕掛けが凝らされており、見た目でもプレイする上でも実に
楽しいものです。

アイテムによるパワーアップのバリエーションも格段に増え、ファイアマリオ以外にも
しっぽマリオ・タヌキマリオ・カエルマリオなどなど、非常に多彩な姿を見ることが
できました。

基本操作は前作まで同様の十字キー操作とBボタンのダッシュ、Aボタンのジャンプを
ベースに、ダッシュを続けてパワーメーターを一杯にすることでさらに速い走行が、さらに
しっぽマリオやタヌキマリオの状態では、一定時間空を飛ぶことが可能となりました。
また、Bボタンで物を持ったり投げたりするアクションも追加になっています。

新しいシステムや要素が数多く登場、ミニゲームも散りばめられており、ステージも
大幅にグレードアップと、やり甲斐は申し分ありません。
ファミコンの性能を極限まで引き出しているという感じを受けますね。

前作までは根性でクリアした私でしたが、残念ながら本作はクリアすることができず...
難点を挙げるとすれば、圧倒的なボリューム・内容の一方で、セーブ機能がないという
ことでしょうか。
ともあれ、ファミコンのアクションゲームとしては最高水準の出来だと思います。

⇒ゲームプレイ動画 (YouTube)


■総合評価 ★★★★☆
■思い入れ ★★★☆

ファミリーコンピュータ「スーパーピットフォール」

スーパーピットフォール 0000 スーパーピットフォール 0001

■ジャンル  アクションゲーム
■開発元   マイクロニクス
■発売元   ポニーキャニオン
■発売日   1986年9月5日


スーパーピットフォールは、 ポニーキャニオンから発売されたアクションゲームです。

探検家のハリーが財宝を求めて地底探索の旅に出るが、さらわれた姪とペットの猫を救出する
のが目的です。ゲームはサイドビュー4方向任意スクロールで進みます。

武器は弾数制限のあるピストルです。マップの各所に隠しアイテムが点在しており、何もない
ところでジャンプすることで出現します。

主人公ハリーはチョビヒゲとジャンプした際のポーズ(上に向かって手を突き上げる姿)も、
マリオに酷似しており、雰囲気はスーパーマリオを感じさせますが、操作性はかなり大雑把
というか、大味というか、かなり微妙な感がありましたね。BGMも微妙...

とにかくマップが広大で、攻略本がなければ挫折は必至の根性と忍耐が必要な作品でした。
スタート地点すぐ右の梯子を下りると、針の上に落ちて即死するのが衝撃でした。

一般の評価も、本作には結構厳しいです。
スーパーマリオの操作性が伴っていれば、なかなか遊び甲斐のある作品になっていたかも
しれませんが...もう一頑張り欲しかったですね。

⇒ゲームプレイ動画 (YouTube)


■総合評価 ★☆
■思い入れ ★☆

ファミリーコンピュータ「サーカス・チャーリー」

サーカス・チャーリー 0000 サーカス・チャーリー 0001

■ジャンル  アクションゲーム
■開発元   コナミ
■発売元   コナミ
■発売日   1986年3月4日


コナミのアーケード版からの移植作品。
サイドビュー、横スクロールのアクションゲームです。

プレイヤーはサーカス団のステージで、火の輪くぐり、綱渡り、玉乗り、トランポリン、
空中ブランコの5つの演目を順にこなしていきます。

プレイヤーができる操作は左右への移動とジャンプのみ、そしてジャンプ後は空中制御
ができないので、左右移動で障害物との距離をうまく取り、タイミングよくジャンプ
ボタンを押すことがこのゲームの全てです。

というように、これ以上書くべきことがないほどにシンプルなゲームです(笑)
今なら本編に付属するミニゲームの一つ、といったところでしょうか。
逆に、シンプルなだけに、余計なことを考えることなく熱中できるのかもしれないですね。

⇒ゲームプレイ動画 (YouTube)


■総合評価 ★☆
■思い入れ ★★

ファミリーコンピュータ「スーパーゼビウス ガンプの謎」

スーパーゼビウス ガンプの謎 0000 スーパーゼビウス ガンプの謎 0001

■ジャンル  シューティングゲーム
■開発元   ナムコ
■発売元   ナムコ
■発売日   1986年9月19日


シューティングゲーム「ゼビウス」の続編であり、ナムコ初のハードカバー
付きで発売されたゲームソフトでした。
カートリッジには、金メッキが施さていましたね。

ゼビウスに「謎解き」の要素を加えたのが特徴で、各エリアで定められた条件
をクリアしない限り、同じエリアをループするというシステムになっています。

謎解き要素に関しては、ゲーム内でのヒントは無いに等しく、現在のように
ネットで簡単に情報を得られる状況になかった当時は、ゲーム雑誌や攻略本の
情報に頼らざるを得ませんでした。

一般的には、賛否の両論が激しい作品です。前作ゼビウスの評価が非常に高く、
ある意味で伝説級のシューティングゲームであるだけに、本作は駄作と位置
付けられることも多いようですね...

私個人は、洞窟や要塞内部などのエリアを始めて見た時は、感動したものです。
新しいゼビウスがプレイできる嬉しさがありました。
スタート時に流れる音楽も、前作のものより好きでしたね。

どうしても自力でクリア条件を見出すことができないエリアがあり、そこで
断念してしまいましたが...

謎解き要素のない、純粋なシューティングの続編としていれば、どうだった
だろうな...と思ったりもします。

⇒ゲームプレイ動画 (YouTube)


■総合評価 ★★☆
■思い入れ ★★

ファミリーコンピュータ「三国志Ⅱ 覇王の大陸」

三国志Ⅱ 覇王の大陸0000 三国志Ⅱ 覇王の大陸0001

■ジャンル  シミュレーションゲーム
■開発元   ナムコ
■発売元   ナムコ
■発売日   1992年6月10日


「三国志Ⅱ 覇王の大陸」は、前作「中原の覇者」の基本システムを引き継いだ戦国
シミュレーションゲームです。

前作では、ゲーム開始時の性格診断的なものの結果で君主が決定しましたが、本作
ではプレイヤーが自由に選択できるようになりました。
董卓がまだ健在の時期からスタートということで、選択できる君主は董卓が1人増です。
あとは、孫権ではなく孫策が健在というだけで、他は前作同様の顔触れですね。

忠誠度の低い武将の引き抜きができるようになったりもしていますが、基本システムは
ほぼ前作同様なので、前作のファンは安心してプレイできるということです。
目新しさがないとも言えますが...少なくとも、前作のファンの私には、このぐらいのマイナー
チェンジ具合が程よい感じでした。

一般的には今一つマイナーなようですが、結局のところ前作も含めてナムコの三国志が
好きなんですね、私の場合は。


■総合評価 ★★★☆
■思い入れ ★★★★