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ファミれびゅ★ ~ファミコンレビューの部屋

ファミコン、スーパーファミコン等、懐かしい家庭用ゲーム機ソフトのレビューなどを思いのままに綴っていきます。
ファミリーコンピュータ(ディスクシステム)「バレーボール」

バレーボール0000 バレーボール0001

■ジャンル  スポーツゲーム
■開発元   任天堂
■発売元   任天堂
■発売日   1986年7月21日


「バレーボール」は任天堂から発売された、ディスクシステム用のソフトです。
ファミコンでは初のバレーボールゲームです。以降も、バレーボールを扱った
ソフトは、あまり発売されていないと思いますが...

日本チームを率いて、世界の強豪を打ち破っていきます。
コンピューターが操る対戦相手は、強い方から順にソ連・中国・アメリカ・
キューバ・ブラジル・韓国・チュニジアとなっていました。
2人で対戦する事もでき、その場合好きな国のチームを選ぶ事ができます。

また、男子と女子を選択することができ、ボールのスピードが早い男子が
上級モードの位置付けでした。

初めてプレイすると、アタックを打つことはおろか、相手のサーブを拾う
こともままなりません。しかし、プレイを重ねるごとにバレーボールの試合
として成り立つようになり、更に高度で多彩なプレイが可能になっていく
という、自分自身の上達が実感できるのは優れたゲームが備える重要な要素
だと思います。
当時は私も熱中しました。

現在ではWiiのバーチャルコンソール用ソフトとしても提供されています。


⇒ゲームプレイ動画 (YouTube)


■総合評価 ★★★★
■思い入れ ★★★☆

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ファミリーコンピュータ「ファミスタ’89開幕版」

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■ジャンル  野球ゲーム
■開発元   ナムコ
■発売元   ナムコ
■発売日   1989年7月28日


ファミリースタジアムの第4作目、本作から略称だった「ファミスタ」が正式
な名称として定着しました。

前作までは、常に年末に発売されていましたが、本作は7月の発売でした。
当時は知る由もありませんでしたが、任天堂とナムコの間で契約関係の拗れが
あったことが、この時期での発売に繋がっているというのは、今ネットで
知った話です。

と言うことで、選手のデータは移籍や新規加入を踏まえ、前年のペナントレース
の成績をベースにある程度、想定で設定されているようでした。

システム面では前作のチームエディットに代わって、野手8名・投手4名までの
データを作成し、既存の選手と置き換える「プレイヤーエディット」が導入
されました。
前作のチームエディットではチーム全体で割り振ることができるパラメータの
合計値に上限がありましたが、今回は上限がありません。
したがって、全パラメータを最大にした選手でかためることも可能でした。

また、全作で廃止されたパスワードが復活しました。
全チームを相手に勝ち抜くと、「P」チーム(プロスターズ)、「A」チーム
(オールドリームス)の2チームとの対戦が可能になります。
いずれもPCエンジン版のワールドスタジアムに登場したチームですが、特に
オールドリームスは、先発「ほし」の消える魔球など、ほぼ反則級でした。

ほかは、大きく変わった点はなかった感じです。
まあ、安心してプレイできるということに違いありませんね。


⇒ゲームプレイ動画 (YouTube)


■総合評価 ★★★☆
■思い入れ ★★★

ファミリーコンピュータ「ゲイモス」

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■ジャンル  シューティングゲーム
■開発元   アスキー
■発売元   アスキー
■発売日   1985年8月28日


「ゲイモス」は3D視点のシューティングゲームで、戦闘機を操作し、対空攻撃用
武器と対地攻撃用武器を使い分けながら敵を倒して行き、各ステージの最後に
現れるボス「フォボス」を倒すと、次のステージに進みます。
全6ステージで、6ステージ目をクリアするとステージ1に戻ってループする
ようです。

特徴としてはゲームモードが2種類ある点で、「モードA」は固定された画面上で、
キー操作に応じて自機が上下左右に動くというもの。
一方の「モードB」は自機が常に画面の中央に位置しており、キー操作に応じて
自機以外が動くというものです。
操作感はかなり異なりますが、ゲームのルール自体に違いはありません。

3D視点シューティングでは表現が難しいのかもしれませんが、本作では特に
敵の機体や弾との距離感が分かりづらいです。モードBでプレイしようものなら、
全く先に進めません...(私の場合は)

良いところとしては、先のステージに進むと、背景グラフィックがいろんな惑星
に変わるらしいのですが、土星などのグラフィックが良い感じだそうです。
私の場合は、ステージ1から先に進めませんので、見たことはないのですが...
ああ、厳しい内容になってしまいました...


⇒ゲームプレイ動画 (YouTube)


■総合評価 ★
■思い入れ ★

ファミリーコンピュータ「SDガンダム外伝 ナイトガンダム物語2 光の騎士」

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■ジャンル  ロールプレイングゲーム
■開発元   バンダイ
■発売元   バンダイ
■発売日   1991年10月12日


「SDガンダム外伝」を題材にしたロールプレイングゲームのシリーズ作品の
第2作目。
シナリオは、原作に基づいている...とは思うのですが、私が原作を良く知らない
ということで、システム面の話を中心に。

前作は、ドラクエそのものといった感じでしたが、今回はAボタンが「話す」
「調べる」を兼ねるところや、ウインドウが青い色になっている点など、
FF(ファイナルファンタジー)のユーザインターフェースに近くなった感じです。
全6章のオムニバス仕立ては、ドラクエ4のイメージですが...

キャラクターのサイズが大きくなり、フィールドや町を歩行する速度が早く
なったので、移動が非常に快適になり、ストレス無しです。
パーティーのメンバーは最大6人までになりました。戦闘時のAIによる
オートバトルは前作から引き続き。レベルアップした際にHP・MPが全回復
するありがたい仕組みも前作通りでした。

新しいシステムの一つに「キャンプ」があり、フィールド上・ダンジョンで
これを行うと、パーティーのHPが全回復するというものです。但しランダム
で敵と遭遇することがあり、その場合はHPは未回復、メンバーも眠って
いたりと不利な状況での戦闘になってしまいます。

もともとがカードダスとして原画が出来上がっているのもあるかと思いますが、
グラフィックは素晴らしいですね。
ゲーム進行もテンポ良く、前述の通り歩行スピードが早くなったので、
実に軽快にプレイすることができました。

逆に、敢えて難点を挙げるとすれば...
ゲーム序盤で手に入れることができる、歩くごとにMPが回復する装備品で
しょうか。これの存在が、難易度をかなり低減させているような気がしました。

ファミコン用のRPGの中ではとても優秀な作品だと思います。


⇒ゲームプレイ動画 (YouTube)


■総合評価 ★★★☆
■思い入れ ★★★

ファミリーコンピュータ「けっきょく南極大冒険」

けっきょく南極大冒険 (J)0000 けっきょく南極大冒険 (J)0001

■ジャンル  アクションゲーム
■開発元   コナミ
■発売元   コナミ
■発売日   1985年4月22日


「けっきょく南極大冒険」はPC(MSX)用として発売されたアクションゲームで、
本作はファミコンへの移植版です。

主人公のペンギンを操作して南極大陸を一周するのがゲームの目的です。
画面は疑似3Dで、レースゲームのような視点で画面の奥に向かって進んで
いきます。
道中、穴や穴から顔を出すアザラシに足を引っ掛けると、躓いてしまいます。
クレバスの場合は落ちてしまうので、さらにタイムロスになります。
それらの障害をジャンプでかわしながら、所定の時間内にチェックポイント
にゴールすればOKで、次のチェックポイントを目指します。

10程あるチェックポイントを経由して南極大陸を一周すると、すかさず2週目
に突入です。私は自分では確認できていませんが、おそらくエンドレス
でしょう。
難易度としてはかなり易しいほうで、初めてのプレイでもガンガン進むことが
できてしまいました。
当時は感じていませんでしたが、ペンギンがアザラシにぶつかって躓いた時や、
チェックポイントに到着した際のポーズなど、今あらためて見ると実にかわい
らしいことに気が付きました。

今ならWiiのバーチャルコンソールでプレイすることができますので、まったり
プレイするのも良いかもしれませんね。


⇒ゲームプレイ動画 (YouTube)


■総合評価 ★★
■思い入れ ★★☆
ファミリーコンピュータ「ウィザードリィ」

ウィザードリィ (J)0000 ウィザードリィ (J)0001

■ジャンル  ロールプレイングゲーム
■開発元   アスキー
■発売元   アスキー
■発売日   1987年12月22日

「ウィザードリィ」はPC用として発売された3Dダンジョン・ロールプレイングゲーム
シリーズであり、家庭用ゲーム機用としても多くのハード向けに移植されています。

ファミコン用では3作が発売されていますが、本作はファミコン版としての第1作目です。
PC版「狂王の試練場」の移植作で、魔術師ワードナに盗まれたアミュレット(護符)を、
狂王トレボーの命により奪還しにゆくというのがストーリーになります。

私はPC版をプレイしたことがありませんが、ゲームシステムはPC版を踏襲しているらしく、
パーティーが全滅すると、所持金が半分になるだけで城に戻って復活しているような親切
さはなく、ウィザードリィの世界では全滅したパーティーはダンジョン内に置き去りです。
また、お布施を払えば必ず死者が復活するような万能の神父はおらず、蘇生に失敗すると
そのキャラは永遠に帰って来ません。
当時のファミコンRPGの常識からすると、非常にシビアなシステムでしたが、それ故の
緊張感が堪りませんでした。

私はファミコン版は3作品ともプレイしましたが、本作は2作目・3作目の後にプレイ
しました。すでにスーパーファミコン用のソフトもかなりの種類が市場に登場していた
頃であり、中古ソフトとしてかなりお手頃価格で購入しました。

誰でも気軽にプレイできるというゲームではありませんが、一度はまってしまうと、
グッと引き込まれてしまうのが、ウィザードリィという作品の最大の特性ですね。


⇒オープニング動画 (YouTube)


■総合評価 ★★★☆
■思い入れ ★★★☆

ファミリーコンピュータ「シティコネクション」

シティコネクション (J)0000 シティコネクション (J)0001

■ジャンル  アクションゲーム
■開発元   ジャレコ
■発売元   ジャレコ
■発売日   1985年9月27日


「シティコネクション」はジャレコが開発したアーケード用のアクションゲーム
であり、本作はファミコン用としての移植版です。

カリフォルニア生まれの少女、主人公のクラリス(15才!)が、愛車のクラリスカー
に乗って、世界各国のハイウェイを走り回るという内容です。

システムとしては、ドット・イートタイプの発展形という感じです。
横スクロール画面(左右どちらでもスクロール可)で4段のライン上になっている
足場を走りながら、全てを塗り潰せばステージクリアになります。

走り回っているパトカーは激突すると1ミスですが、オイル缶をぶつけて
クラッシュさせれば、逆に体当たりして弾き飛ばすことができます。

但し、同じく画面上を動き回っているおじゃまネコにはオイル缶は通用
せず、とにかくぶつからないように避けるのみです。ぶつかってしまうと、
「猫踏んじゃった」の音楽が流れて、やはり1ミスです。

操作の対象は車なので、何につけても慣性が働きます。
ゲームのルール自体はシンプルですが、操作にはテクニックが要求され、
やり込むにつれて上達を実感することができました。

ステージはアメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、インド、日本の
6ヵ国で、それぞれのお国柄に応じた背景グラフィックが用意されており、
各々特徴的で良かったと思います。

基本はドット・イートなのですが、操作対象が車であるが故の操作性、
軽快なBGM、明るい背景グラフィック、そしてステージクリア時の画面に
表示される主人公クラリスのドット絵など諸々の要素が、プレイを楽しく
させてくれています。
今でもWiiのバーチャルコンソールでプレイすることができますが、
良作アクションゲームだと思います。


⇒ゲームプレイ動画 (YouTube)


■総合評価 ★★★
■思い入れ ★★★
ファミリーコンピュータ「ジッピーレース」

ジッピーレース (J)0000 ジッピーレース (J)0001

■ジャンル  レースゲーム
■開発元   アイレム
■発売元   アイレム
■発売日   1985年7月18日


「ジッピーレース」は、オートバイによるレースを題材にしたアーケードゲーム
であり、本作はそのファミコン用への移植版です。

ロサンゼルスからスタートし、ゴールであるニューヨークを目指します。
一定の燃料が設定されており、走行していると徐々に減少し、クラッシュすると
大幅減少、燃料がなくなるまでにゴールする必要があるのは一般的なレースゲーム
と同じですが、本作では順位の概念があるのが特徴でした。

スタート時は90位で、敵の車を追い抜く都度、順位が上がっていきます。
ゴールした際の順位に応じて、ボーナス得点が加算され、燃料も追加されるという
ものでした。

他に特徴的なところは、ゴールが近づくと、それまでの見下ろし視点から3D視点に
変わるという点です。こうなると、敵の車を追い抜いても順位の変動はなく、
しばらく走るとゴールになります。

レーシングゲームでは、ほぼ同じ時期にコナミから「ロードファイター」が
発売されていました。
(ロードファイターが1985年7月11日、本作が同年7月18日)
ロードファイターと比べると、本作は大味なイメージがあります。
好みの問題かもしれませんが、私はロードファイターほどやり込むこともなく、
あまり上達せずに諦めてしまいました...


⇒ゲームプレイ動画 (YouTube)


■総合評価 ★☆
■思い入れ ★☆

ファミリーコンピュータ「クインティ」

クインティ (J)0000 クインティ (J)0001

■ジャンル  アクションゲーム
■開発元   ゲームフリーク
■発売元   ナムコ
■発売日   1989年6月27日


「クインティ」は、ナムコから発売されたアクションゲームです。
開発はゲームフリークです。ゲームフリークというのは、後に「ポケモン」を開発
したクリエータ集団だということは有名な話のようです。
私はそれをネットで知ったわけですが。

さて、ストーリーはというと、人形の国に住むカートン少年が、妹(+3人の兄)に
誘拐された恋人を助け出すという、少々歪んだ(?)お話です。

そして肝心のゲーム内容ですが、意外にもというか、さすがというべきか、秀逸
なアクションゲームでした。
1画面固定の各エリアを順にクリアしていくタイプで、各エリアのフィールド
にはパネルが敷き詰められています。その中で主人公ができるアクションは、
パネルを「めくる」のみなのです。

フィールド上を動き回る敵キャラに触れないように逃げながら、パネルをめくって
敵を弾き飛ばし、四方の壁に激突させると、その敵を倒すことができます。
フィールド上の敵キャラを全て倒すと、そのエリアはクリアになります。

パネルには、様々な効果を持ったものがあり、それらのパネルを上手く活用する
ことがクリアの鍵になります。

全部で10ステージ(ゲーム開始時はその中の8ステージから任意選択が可能)で、
各ステージが10のエリアで構成されています。
ステージごとに特徴的な敵キャラがプレイヤーの邪魔をしてくるわけです。

各ステージ、最初の何エリアかまでは、何となくプレイしていてもクリアする
ことができますが、先のエリアに進むにつれ、上手い攻略パターンを見いだし
ていかなければクリアできなくなっていきます。

キャラクターの動きがとにかくコミカルで、雰囲気が楽しげでしたね。
ルールはシンプルながら、パネルの効果や敵キャラの組み合わせのバリエーション
が豊かで、やりごたえは充分でした。
アクションゲームの秀作として、評価の高い作品です。

⇒ゲームプレイ動画 (YouTube)


■総合評価 ★★★☆
■思い入れ ★★☆

ファミリーコンピュータ「スカイキッド」

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■ジャンル  シューティングゲーム
■開発元   ナムコ
■発売元   ナムコ
■発売日   1986年8月22日

「スカイキッド」は、ナムコが開発したアーケード用の横スクロール型のシューティング
ゲームで、本作はその移植版です。

1プレイヤー「レッドバロン」と2プレイヤー「ブルーマックス」を操作してステージ中
にある攻撃目標を爆撃しながら進み、無事に基地に帰還するとステージクリア。

ショットは前方に発射しますが、機体が上向きなら上向きに、下向きなら下向きにと
機体の向きに合わせて発射されるため、敵に命中させるには慣れが必要でした。
また、ボタン操作で任意に宙返りを行うことができ、宙返りしている間は敵との接触判定
がなくなるので、この宙返りが回避行為のポイントになっていました。

そして、本作における最大の特徴が、横スクロールの方向です。
通常、横スクロール型のシューティングゲームは、画面の右に向かって進んでいくもの
ですが、本作は逆で、左に向かって進んでいきました。
それを理由にしたくはないですが、私にとっては、このスクロール方向に馴染むことが
できず、なかなか先のステージに進めず苦戦しましたね...

明るい色使いのグラフィックに軽快なBGMと、プレイしていて楽しい雰囲気の作品です。
書ききれていませんが、墜落からの復帰や戦艦への特攻攻撃など、いろいろなテクニック
もあり、実は奥深かったです。
横スクロールシューティングは、激烈な敵の攻撃に対して、自機も豪快にパワーアップ
しながら進んでいくタイプのものが多かった中、少し異色の作品でした。

⇒ゲームプレイ動画 (YouTube)


■総合評価 ★★☆
■思い入れ ★★